カノンでは、ペットちゃんの粉骨のご依頼も多数いただいております。
この日は、大阪府の猫ちゃんの粉骨をさせていただきました。
ご遠方に暮らすご家族様は、粉骨のご依頼にあたりご郵送のサービスをご利用くださいました。
大阪府のご家族様から猫ちゃんの粉骨のご依頼
直径約12cm(4寸)の白い陶器のお骨壷に納められた猫ちゃんのご遺骨。
粉骨前のご遺骨を拝見すると、とてもきれいにご火葬をしてもらい、その後もご家族様が大切にお手元で供養をされていたことが伝わりました。
ご遺骨の発送時も、
「うちの子をよろしくお願い致します」
と、ご郵送の発送追跡番号をお知らせくださった、とても丁寧でお優しいご家族様でした。生涯、とても大切に育ててもらった子なのでしょう。
ご遺骨の到着の際には、ご安心頂ける様、弊社からご一報させていただきました。
粉骨を執り行わせていただきまして、無事、大阪府のご自宅へとお返しさせていただきました。
仙台まで長旅をしてきてくれた猫ちゃんのご遺骨。
粉骨後に真空パックをさせていただいたお骨は、これからも永くご家族様のもとで供養をしていただけることでしょう。
お写真は、「遺骨が到着しました」とお礼のメールをくださった際に添付されていた、猫ちゃんの祭壇のお写真です。
ペットの粉骨をされる理由
お手元で保管をされていたペットちゃんのご遺骨。
粉骨されるとご決断されたご家族様には、それぞれ様々な理由があります。
カビを防止して手元供養をするため
ご遺骨が空気に触れる面積が多いと、空気中の水蒸気を吸着して、そこから遺骨にカビが発生する場合があります。
近年では、ご遺骨をお墓や共同墓地に納めず自宅で永く供養をされる「手元供養」を選ばれる方も多く、大切なご遺骨を良い状態で保管しておくためにも、粉骨パウダー加工をされる方が増えています。
カノンでは、粉骨後にUV殺菌を行い、真空パックにすることで、空気に触れる面積を限りなく少なくしてご遺骨へのカビの発生を防ぎます。
なるべく小さく保管したい(スペースの都合・災害時の避難の為)
ご自宅で手元供養をされる際のスペースの都合上、粉骨をしてご遺骨を小さくして保管される方もいらっしゃいます。場所を要するお骨壷を安置しておくのが難しいと粉骨にされる方も多くらっしゃいます。
多頭飼いでたくさんの子を見送られたご家族様からのご依頼も多く、それぞれの子達を大切に自宅に安置するためにとご依頼をいただいております。
また、近年では「災害時のため」と粉骨をご希望される方が顕著に増えているとお見受けしております。
災害時に大切な遺骨をさっと持って避難をするためとおっしゃるかたや、実際に被災をされて避難所に遺骨を抱いていったら、人目がとても気になったとおっしゃる方も。
小さくコンパクトにしておけば、いざというときに大切なご遺骨を持ちだすのにも良いでしょう。
自然に還しやすくするため
すぐにではなくても、ゆくゆくは海洋散骨をしたり、思い出の場所やお庭に埋葬や散骨をするとお考えの方もいらっしゃいます。粉骨にしておけば、当面の保管もコンパクトな上にカビなどの心配も無く、いざ散骨などをする場合に、自然に還りやすい状態ですので、供養をしやすくなるでしょう。
海洋散骨の際には、粉骨をして粒子を2mm以下にするのがガイドラインとして示されています。
また、ペットの遺骨の場合は土へ埋葬することも可能ですので、粉骨をしておくことで、埋葬の際に土に還りやすくなります。私有地でない場所へ埋葬や散骨をする場合には、ペットのものでも遺骨であることがわからない様にパウダー状にしておきましょう。