東北の長い冬が明け、春になると人々の心もどこか新たな気持ちになるものです。
手元供養として一緒に冬を過ごしてきた大切なペットちゃんのご遺骨を、
「春になったので、一区切りとして供養をと考えたときに、粉骨を知りました。」
とお電話をくださる方もいらっしゃいます。
長らくお手元で供養をされていた大型犬のワンちゃんのご遺骨を、粉骨をされることにしたご家族様をご紹介いたします。
大型犬の遺骨の粉骨 骨壷を小さくしたい
この日、カノンをご利用くださいましたご家族様は、2012年にご火葬をされご遺骨を長らくお手元で供養してこられた、ゴールデンレ トリーバーちゃんのご家族様でした。
海外での生活もされていたというご家族様。長年一緒に暮らして、ロサンジェルスでの生活でも一緒だった子だそうです。
大型犬のためお骨壷も大きくお骨量も多く、 今後のことを考えると少し姿を変えてコンパクトなかたちで更に長く一緒にいたいとのことでした。
実は、粉骨を担当させていただいた私が飼っていた子もゴールデンレトリーバーで、同じ2012年に亡くなった子でした。
愛犬は亡くなってから3年後に粉骨にしました。
思わず亡き愛犬を粉骨にした時のことを想い重ねながら、大切にご供養のお手伝いをさせていただいたとのことでした。
ご家族様は、また永くお手元で供養をされるためにこの度粉骨をされることにしたそうですが、ゆくゆく自分に万が一のことがあった時には、一緒に樹木葬をしてもらったり、散骨してもらったりするこ となども考えられるように、今回の粉骨はその準備の第一段階とおっしゃっていたそうです。
約2時間にわたり行程をずっとご覧になられ「 これで一安心しました。」とお話をいただきました。 観光を少しして戻りますとカノンを後にされました。
火葬から数年たった遺骨でも粉骨にできますか?
カノンに粉骨のお問い合わせをいただくご家族様の中には、ご火葬をされてから日の浅い段階でご連絡をくださるかたもいらっしゃれば、ご火葬から数年経ってからの粉骨のご相談をお寄せくださるかたもいらっしゃいます。
現代では、お墓や共同墓地、供養塔や納骨堂に納めず、ご自宅で永く供養をされたいというかたが非常に多くいらっしゃり、その方法などをお調べになるうちに「遺骨にカビが生える」という情報をご覧になってご心配になられる方もいらっしゃいます。
ご遺骨へのカビの発生は、ご火葬時のご遺骨の状態や、遺骨の保管状態、保管場所の気候などの条件によって、発生する場合としない場合があります。
基本的に、墓地に埋葬せずご自宅で保管をされていたご遺骨であれば、ご火葬から何年経過していても問題なく粉骨ができる場合が多いです。
前出の通り、スタッフ自身の愛犬も火葬から3年後に粉骨し、このたびおいでくださったワンちゃんのご家族様もご火葬から8年後に粉骨をされました。
カノンでは、ご遺骨の粉骨前にご遺骨の状態を拝見させていただき、適切に粉骨をさせていただきますので、一度ご相談ください。