街の年末年始の賑やかさが落ち着き、暖冬の毎日が続いています。
この日は、宮城県仙台市内からダックスちゃんの粉骨に、1組のご家族様がお越しくださいました。
宮城県仙台市よりワンちゃんの粉骨をされたご家族様
昨年に荼毘に付された男の子のダックスちゃん。
生後数か月のまだ小さいころから家族として迎え入れた子だったそうです。
16年と長生きをしてとても頑張ってくれました。
ご火葬時には、火葬場のかたから「お骨を入れる容器を持参してください」とお話があったそうで、ご家族様でご用意された容器にお骨を納めていただいたそうです。中には、除湿としてシリカゲルも納めていてくださいました。
ご自宅で永く供養をするにあたって、お骨にカビが生えないかをとても心配されたそうです。
ずっと手元に置いておくならと、サイズもコンパクトにして、真空もして保管状態をよくしておきたいと、カノンに粉骨をご依頼くださいました。
粉骨前に、爪やおしっぽの骨を分骨されて・・・
粉骨をして形が無くなってしまう前に、お骨を並べて部分のご説明をさせていただきました。
分骨をされたいとご希望があり、想い入れのあるところを取り分けられました。
爪の芯のお骨、歯のお骨、おしっぽのお骨、指先のお骨・・・それぞれ特徴のあるお骨の形をしています。
ゆくゆくカプセルなどに分骨をしますと、数個のお骨を粉骨前に取り分けされました。
粉骨後の真空パックで保管も安心
粉骨前のご遺骨のご説明から、真空パックへの梱包まで、ご家族様は終始お立会いの上、行程を見守ってくださいました。
カノンの粉骨では、粉骨後のお骨を水に溶ける紙袋にお納めいたしまして、その上から真空パックを行います。
当面の保管にも安心ですし、ゆくゆく海洋散骨や埋葬をする際にも、真空パックのビニールを空けていただけましたら、紙袋のままご供養ができます。
大切な子の生きた証を、ご家族様の手の中にお返しさせていただきました。
粉骨をしても、もともとのお骨の質量は変わりません。体積が小さくなる分、同じ質量でもずっしりと重みを感じられたようです。
「しっかり重いね」
と、在りし日の姿を思い返すように、優しい笑顔でダックスちゃんのお骨を手にされたご家族様。
これからもそばで皆様を見守ってくださいねと、心の中で願いを込めながら、ダックスちゃんのお骨をお返しさえていただきました。