この日、カノンには1組のご家族様がご来店くださいました。
大切にされてきたワンちゃんの粉骨のご依頼でした。
3年前に旅立ってからご自宅で大切に保管していたご遺骨を、お庭に埋葬するご決心をされたそうで、自然に還りやすくするために粉骨をされにお越しくださいました。
宮城県柴田町よりワンちゃんの粉骨にご来店
キャバリアの女の子で、生前はとても小柄なとっても可愛い子だったそうです。
荼毘に付された際には、ご家族様の妹さんご夫婦とお母様が見送ってくださったそうで、この日お越しくださったご家族様は立ち会うことができなかったということで、粉骨前に形のある状態のご遺骨を並べてご覧いただきました。
お骨壷に入っている状態では
「こんなにばらばらになっちゃっていたのかな・・・」
とご不安そうでいらっしゃいましたが、きちんとバットに並べると、頭のお骨・下顎・首のお骨、背骨、尾骶骨、骨盤、手足のお骨、肩甲骨もしっかり残っていました。
お身体の部位のお骨をご覧になり、在りし日の可愛い姿を思い返していらっしゃるようなとても優しいまなざしで、終始粉骨の様子を見守ってくださいました。
自宅のお庭に埋葬をされるそうです
粉骨させて頂いたご遺骨は、ご自宅のお庭に埋葬されるとのことでいらっしゃいました。
慣れ親しんだ思い出深いご自宅から自然に還っていくこと、ワンちゃんにとっても心安らかな眠りになることでしょう。
粉骨をすることで、遺骨の状態で埋葬するよりも早く土に馴染んで自然に還すことが可能となります。
この日、ご来店いただいてからお骨をお返しさせて頂くまでは約1時間、お時間を頂戴いたしました。
片手のひらサイズの真空袋に納められたワンちゃんのご遺骨。
大切そうに両手に包み込んで、ご家族様と共にカノンを後にされました。