遺骨の保管

遺骨についたカビと見間違えやすいものの正体(※写真あり)

遺骨にカビ 見間違え

これってカビなんだろうか。
お骨壷を開けて色がついている部分を発見し、もしや骨にカビが生えているなんてと心配になられたかもしれません。
普段開けることのない骨壷の中のご遺骨、そもそもカビなんて生えることがあるのでしょうか。実は遺骨は真っ白ではありません。遺骨には赤茶けた色や黄色、緑色などの様々な色がついている可能性があります。

年間1000柱以上のご遺骨を見てきた弊社がカビの見分け方や遺骨の様々な付着物等について、解説いたします。
(*本記事には正確な情報をお伝えするため一部にご遺骨の写真がございます。)

そもそも骨にカビなんて生えるの?

残念ながら遺骨にカビが生えてしまうこともあり得ます。

ただ経験上、自宅に保管されていた遺骨にカビが生えていたという割合は全体の1割もありません

そもそも、高温で火葬された遺骨にカビの生える余地はほとんどないからです。

火葬の熱により一度カビや細菌は全て死滅します。また、カビの栄養素となる有機物も火葬によりそのほとんどが消失します。
でも条件が揃えば遺骨にカビが生えてしまうこともあります。

カビが生える3つの条件

カビが生えているところをイメージしてみてください。カビが生えるのは空気の循環があまりない、じめっとした環境です。
カビが生える3つの必須条件は[カビの胞子の存在]、[栄養素]、[湿気・温度]です。このうちの1つの要因でも欠ければカビは生えることはありません。以下詳しく説明していきます。

1カビの胞子の存在

カビは成長すると胞子を空気中に飛ばすことで繁殖を拡大していきます。
目には見えませんが、カビの胞子は空気中のどこにでも普通に漂っています。人工的に作られた手術室などのクリーンルームを除いて、一般の家庭の空気中には多かれ少なかれ、カビの胞子が常在していないということはまずありません。

カビの胞子の侵入を防ぐには完全に密閉された環境下に遺骨を置くこととなります。

2栄養素

カビが生育するためには栄養素が必要です。
パンを外に放置しておくとすぐにカビが生えるのは、そこがカビにとって良い栄養がある場所だからです。
さらに、人にとっては栄養とは思えないようなチリやホコリに含まれる微量な有機物、指で触れたところに残る皮脂なども栄養源としてカビは繁殖します。

遺骨に触れることは稀ですが、もし触れることがあれば手袋などをして素手で触れることをしないようにしましょう。

3湿気・温度

湿度の低いカラッとしたところにカビは生えません。カビが生えるには湿潤な環境が必要です。相対湿度60%を超えると繁殖します。また、20ー30度においてカビは最も繁殖します。湿度および外気温を低い状態に保つことができればカビが繁殖することはありません。

以上、カビの生える3つの条件を紹介しましたが、骨壷内ではどのようにしてカビが発生する条件が揃ってしまうのでしょうか。

完全に密閉されているわけではない骨壷

一般に流通している骨壷は陶製の白磁の骨壷です。骨壷の蓋は上から被せるタイプで蓋と容器の間は完全には密閉されていません。
この隙間から大気中の空気が入り込み骨壷内にカビの胞子や湿気が溜まってしまうことがあります。

骨壷の蓋の裏を触って湿っていたり、水滴が付いているようであれば要注意です。

また、火葬したとはいえ、微量な有機物が骨壷内に残っていることもあります。
火葬後にお骨や骨壷内を素手で触ると皮脂が栄養素となってしまう可能性もあります。
骨壷内に後から遺品などを収めた場合にはそれらについた有機的な汚れが栄養素になっていることもあります。

遺骨についたカビと間違えやすいものの正体

一般的に遺骨の色は、真っ白をイメージする方がほとんどですが、実際には遺骨は真っ白だけはありません。
黄色や、緑色、黒い部分や赤くなった部分など様々な色が付いていることがあります。

具体例を挙げると、骨に染み込んだ脂肪組織の黄色い色素沈着や、胆嚢の色素による緑色ススの黒ずみや、カルシウム沈着は白いカビに見えたりすることもあります。

また、ご火葬の際に一緒に納めた副葬品や歯の詰めものの金属が炎により酸化反応を起こして赤色がつくことや、お洋服や布物の色素が沈着することもあり得ます。

脂の色素沈着

胆嚢の緑色色素

ススの塊

蓋を開けて色がついた遺骨を目の前にすると、カビが生えてしまったのでは?と多くのお客様が心配されるのですが、実際にカビが生えてしまっていたという例は全体の1割にも満ないので、ご安心ください。

実際にカビが繁殖しているかどうかを判断するには、顕微鏡で検査するのが一番正確ですが、目視による判断でもおおよその見当をつけることができます。

例えば、目で見たときに、丸いフワッとした点々が局所的に付着していたり、菌糸の成長でふっくら盛り上がっていることなどは特徴です。また、骨壷内の環境が繁殖しやすい状態にあったかどうかも重要です。

遺骨にカビが生えてしまっていたら?

もしも、遺骨にカビが生えてしまった場合、結論から申し上げると、自宅でできることはあまりありません。
カビの除去方法として、漂白剤や天日干しなどの方法がないことはないのですが、遺骨という特性上、自宅で遺骨を干したり洗浄したりすることに心情的に抵抗があるという方がほとんどです。

もし、遺骨にカビが生えていた場合には殺菌機等の専用機器を持つプロにお願いしてして綺麗にしてもらうのが良いでしょう。

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