沖縄県沖にて海洋散骨を執り行いました。2020.1

海洋散骨を実施日当日、この日は1月下旬の沖縄でも、珍しい暖かさの日でした。

この週は12年ぶりの夏日を記録したそうです。青い空に美ら海が映えるこの日、カノンでは沖縄への海洋散骨を執り行いました。

沖縄県沖での海洋散骨

海洋散骨様子沖縄県にゆかりのある方や、綺麗な海がお好きだった故人の方に、沖縄県沖での海洋散骨をご希望される方が多くいらっしゃいます。

今回、カノンで沖縄県沖にて海洋散骨をさせていただいた故人様のご遺骨も、釣りが好きでよく沖縄に行っていた、海が好きだった故人のためにせっかくなら沖縄から綺麗な海に還ってもらえたらとの思いでお預かりさせていただいたご遺骨でした。

生前の故人様ご本人のご希望でいらっしゃったり、故人様を想うご遺族様のご希望により執り行わせていただいた沖縄海洋散骨。そのご様子をご紹介させていただきます。

美ら海からの旅立ち 沖縄海洋散骨で自然に還る生きた証

この日の沖縄は、現地の方も口々に「今日はかなりあったかい日ですよ。海の波もおだやかです。」とおっしゃっていました。

沖縄県の西側から出港し、遠くの方にかすかに沖縄の街が見渡せる沖まで出て、海洋散骨を行いました。

透明度の高い沖縄の海は岸近くの浅瀬のエメラルドグリーンから、沖に向かうにつれて青の深みが増していきます。

ご遺骨のお預かり時に粉骨を執り行い、弊社オリジナルの水に溶ける袋に納められたご遺骨。

合掌ののち、蒼い大海へと散骨させていただきました。

海の中で広がったご遺骨は、透き通った沖縄の海を、まるでくじらのシルエットを描くように大きく広がり、遠くのほうまで泳いでいくかのような様子が見えました。

「故人の皆様、どうぞ穏やかに海でお休みください。

ご家族様、皆様の想いを共にお運びし、美ら海へと還すお手伝いをさせていただきました。」

と、最後に献花をして、冥福の祈りを捧げました。

国内線出国の際、遺骨は手荷物で持って行ける?

今回、沖縄への海洋散骨にあたっては、交通手段として飛行機を利用いたしました。

その際、遺骨はすでに粉骨をした状態で、スタッフが責任を持って手荷物として機内に持ち込みをいたしました。

搭乗にあたり、必ず手荷物検査があります。

今回、特に遺骨に関しては検査員の方から説明を求められることはありませんでしたが、念のためご自身で粉骨した遺骨を運ぶ場合には、粉骨報告書(弊社での粉骨の際は発行しております)を一緒に持参していたほうが安心かと思います。

飛行機を利用した先で海洋散骨を行う場合には、事前に粉骨をしておきましょう。

海洋散骨にあたり、遺骨を2mm以下の粒子状に細かくしておくことがガイドラインで定められており、海洋散骨のマナーとされています。